あなたがその人の手を握ってあげなさい。
少女と父親が橋を渡っているときのことです。
父親はちょっとビビッたので、娘に声をかけました。
「お父さんと手をつながないか。そしたら、川へ落ちないだろ。」
すると、娘は、
「お父さん!お父さんが私と手をつないでよ。」
「父さんがお前に手をつないでもらうのと、父さんがお前と手をつなぐのでは、何が違うんだ?」
父親は、キョトンとした様子で娘に聞きました。
「全然違う!」と娘が言いました。
「私がお父さんの手をつないだら、何かが起きたときに、(私は)お父さんの手を放してしまうわ。でも、お父さんが私の手をつないでくれたら、何が起ころうと、私の手を絶対に握っていてくれるでしょ。」
どのような関係においても、信頼は、束縛であってはいけませんが、保障にはなりますね。つまり、あなたの愛している人から手を差しのべてもらうのではなく、あなたがその人の手を握ってあげなさい。そのほうが確かですよ…
日本の場合だと、信頼は愛から生まれるもので、義理や義務などための束縛になってしまうと、厳しいですね。自分自身の気持ちをしっかり見定めたうえで、あなたから手を差しのべてみてはいかがですか?
by denhazim
| 2013-01-23 13:33