いすゞ自動車は18日、15年ぶりに全面改良した大型路線バス「エルガ」を発売した
いすゞ自動車は18日、15年ぶりに全面改良した大型路線バス「エルガ」を発売した。転倒事故を減らすため優先席を全て前向きに配置したほか、車いすでの乗り降りが短時間でできる折り畳み式のスロープを取り付け、高齢化の進展に対応した。燃費性能は従来モデルより5%程度高めた。
車いす用スロープは約5秒で設置できる。車内には手すり棒を設け、優先席まで安全に移動できるようにした。
高齢者や障害者の負担を軽くするため、改良を機に、乗降時の段差がないノンステップ車に一本化した。
一方、各地のバス会社が運転手不足に悩んでいる点を考え、通常のマニュアル車をなくして自動変速機(AT)、自動クラッチマニュアル車の2種類とし、経験の浅い人でも運転しやすくした。
いすゞは大型路線バスのシェアで約4割を占め、国内トップ。新型は年間600台の販売を目標にしている。
by denhazim
| 2015-08-19 06:48