<   2016年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧

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◇国・地域別対抗戦◇ISPSハンダ ゴルフワールド
カップ 3日目(26日)◇キングストン・ヒースGC(オーストラリア)◇7111yd(パー72)

1つのボールを交互に打ち合うフォアサムのストロークプレーが行われ、8位タイから出た日本代表の松山英樹と石川遼は4バーディ、3ボギーの「71」とスコアをひとつ伸ばした。通算7アンダーの4位タイに順位を上げ、あすの最終ラウンドで単独首位デンマークを7打差で追う。

初日のフォアサムでは松山が奇数ホール、石川が偶数ホールでティショット。日本はこの日、担当ホールを入れ替えた。前日までのプレーを振り返り、安定感のある松山にパー5(8番、12番、13番)での第1打と、アイアンショットを多く打たせるプランに変更した。

4番でボギーが先行した後、松山が5番でフェアウェイから残り60ydをピンそば1.2mにピタリとつけてバーディ。続く6番(パー3)もパートナーがアイアンで作った5mのチャンスを、石川がきっちり沈めて連続バーディを決めた。

石川のティショットが右へ乱れた7番、9番でボギーをたたいたものの、中盤で踏ん張る。13番では石川が1Wを振り切り、松山がフェアウェイから残り35yd余りの2打目をピンそば2mにからめてバーディ。続く14番(パー5)も松山が第3打で作った3mのチャンスを石川が生かした。

「(石川が)13番でしっかりティショットを打ってくれてバーディを取れた。次のロングも長いパットを決めてくれた」(松山)、「僕のティショットよりも英樹のアプローチが最高。13番はパットも僕は違うラインを読んでいた。フックすると思っていたら(松山が)『ちょっとスライス?』って。真っ直ぐ、打ったら入った」(石川)。ダブルス戦では、どちらか一方の力で奪うバーディはひとつもない。
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そもそも1948年に誕生した最初のランドローバー車HUE166は幌付きオープンのピックアップだった。なので“先祖返り”でもあるが、70年近くの時を経て、『イヴォーク・コンバーチブル』ほどのスタイリッシュなオープンとして生まれ変わろうとは、誰も想像もしなかったのでは?

優勝力士のパレードカー気分…乗っているとそんな風にも感じる。が、背が高い分、背の低いロードスターともまた別次元のササるような非日常感覚がひとしおだ。フロントガラスの傾斜は強いが圧迫感はなく、走行中のキャビンへの風の巻き込みは僅かで、至って快適。さらに驚かされたのはボディの剛性感が非常に高いことで、オープン走行時にボディがワナワナする感じや、ステアリングフィールへの影響はほとんどない。

他方でZ型に折り畳まるトップを閉めると、足回りから伝わるショックがほんの僅かだけ増える。けれどそれも引き締まったスポーティカーのレベルで不快感はなし。Z型に折り畳まるトップは48km/hまでなら21秒で展開、18秒で格納でき、閉じた状態でのキャビンの密閉度もなかなかの高さ。

今回は市街地での試乗だったが、走りも気持ちよい。総じてコンパクトで自在な身のこなしが堪能できる…そんな風だ。前述のとおり強いボディと洗練された足回りは20インチ(!)タイヤをモノともしないしなやかで上質な乗り心地を味わわせてくれるし、2020kgの車重だが、振るまいは軽快に思えるほど。2リットルターボは9速ATを活かして的確なシフト選択とシフトチェンジを実行してくれるため走りやすい。小気味いい加速も楽しめる。最小回転半径は5.5mだが、感覚的にはかなり取り回し性がいい。
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いよ、米大統領選まで約一週間に迫った。ヒラリー・クリントン候補の勝利で決着するとの見方が大勢だったところに、10月28日、クリントンの私用電子メールサーバー使用問題で、FBI(米連邦捜査局)が調査を再開することを発表し、選挙戦に大きな衝撃が走っている。

 そもそも、ドナルド・トランプのような「とんでもない」候補者がここまで粘ることができた理由として、稀代のペテン師的コミュ力や一部のアメリカ国民の間に巣食う根深い怒りや不満などが挙げられるが、もう一つ、大きな要因となったのが、相手候補クリントンの圧倒的な不人気である。なぜ、彼女はそこまで嫌われるのか。そこには、日本におけるこれからの女性のリーダーシップ向上の大きな課題も隠されている。

史上最も人気のない候補者同士の戦い

 8月31日付のワシントンポストとABC Newsの共同調査によれば、クリントンを好ましくないと考える人の割合は56%(好ましいは41%)に上った。トランプの63%(好ましいは35%)と比べてもさほど差がない水準であり、史上最も人気のない候補者同士の戦いとなっている。

 支持率についても、クリントンとトランプとの差は6ポイント程度(10月末の時点でのニューヨークタイムズ紙調べ)。ほとんど広がっていないばかりか、1ポイント(ワシントンポストとABC News調べ)と肉迫しているとのデータもある。今回のFBIの調査再開の影響はまだわからないが、勝負がかかるフロリダ州でトランプの支持率がクリントンを上回るなど、予断を許さない展開となっている。

 もし、共和党候補がトランプでなく、あともう少しまともな候補者であったのなら、クリントンの勝ち目はほとんどなかったろうし、逆に民主党候補がクリントンでなければ、トランプがここまで躍進することはなかったのではないか。それほどまでに不人気の理由とは何か。

 クリントン嫌いの国民が理由として掲げる最も大きなものは「信頼できない」ということだ。

 FBIは以前にも国務長官時代のクリントンの私用メール問題を調査していたが、今年7月、違法行為の証拠はないとして、調査の終了を発表していた。今回は、これまで見つかっていなかった、新たな証拠となるかもしれないメールを見つけ、調査の再開に至った、と説明している。その新しいメールに国家機密となるものが含まれているのかは全く分からない、としている。

 トランプ陣営は、こうしたスキャンダルを背景に、クリントンに対し、「Corrupt(腐敗した)」などという言葉を使い、ウォールストリートなどの富裕層などから多額の寄付を受け続けていることを非難材料にしている。実際、大手投資銀行のゴールドマンサックスからは、クリントンが行った3回の講演に対し、67万5000ドル(約7000万円)が支払われたことも明らかになっている。これを追求されたクリントンは「だって、彼らがそれだけ払う、って言うんだから」と答え、全く悪びれた様子をみせなかった。このようなエピソードが権威主義的で計算高いイメージを増幅している。

 イェール大学ロースクールを卒業し、弁護士、大統領夫人(ファーストレディー)、国務長官、上院議員というきら星のような要職を歴任してきたバリキャリエリートである。それだけに、どうしても官僚的なイメージが抜けず、「上から目線」な物言いが反感を買うことも少なくなかった。かつて、「私は家でクッキーを焼いて、お茶を入れるようなそんな女じゃないわ」と啖呵を切り、物議を醸したこともあった。

Such a nasty woman

 まさにプロの政治家であり、経験が豊富であることが逆に、現状の政治に不満を持つ人に、「彼女のせいで、ここまで状況が悪くなった」と思い込ませてしまっている。その男顔負けの強さは、長年、女性差別に対して、最前線で戦ってきた闘士そのもの。ただ、その姿が、トランプのような古いタイプの男性の目には「傲慢」で「脅威的」に映る。第三回討論会で、トランプが「Such a nasty woman」(なんてやらしい女だ)と言い捨てたのは、まさに「マチズモ(machismo 、男性優位主義)タイプ」の男性からすると最も苦手なタイプの女性だということだろう。筆者のアメリカ人の友人も「(夫である)ビル・クリントンの方がfeminine(女らしい)」と皮肉るほどだ。

 テレビ討論会では、1回目は赤、2回目は青、3回目は白、つまりアメリカの国旗色のラルフ・ローレンのパワースーツに身を包んだ。とにかく、自分を強く見せ、有能さをアピールする。長年、様々な性差別や偏見と闘ってきた彼女ならではの、武装術なのだろう。

 その鎧があまりに堅苦しく、ぶ厚すぎて、まさに超仕事ができるワーカホリック上司のように、権力志向が強く、ロボット的に見えてしまう。あまりの「用意周到ぶり」が偽善的にとらえられることも多い。トランプ支持者は「トランプは偽悪的なだけでクリントンよりもずっと正直」と思い込んでしまっている。

 オバマ大統領が、ティーンエージャーの父親として、ミシェル夫人の夫としての「素の顔」を所々で魅せ、子供と無邪気に遊び、バスケットボールに興じて、国民を魅了したのとは全く異なり、プライベートの顔もあまり見えない。要するに徹頭徹尾、共感を覚えにくいキャラなのだ。

 そもそもリーダーには2つの資質が必要だと言われている。

 「Competence」(有能であること)と「Warmth」(人間としての温かみ)である。この二つがバランスよく高いことが求められるが、どちらにも秀でるのはなかなか難しいものだ。結局、「できる」けれども、温かみがなく、「冷たい」、であるとか、「温かい」人だけれども、「できる」感じではない、などというように、どちらかが突出してしまうことが多い。クリントンは非常に「有能」で「できる」ことは誰もが認めるところだが、とにかく「冷たい」印象がまとわりついている。これが彼女の最大にして、致命的な欠点となっている。

 なぜなら、「人が温かく見えるか、冷たく見えるか」は、人の印象を形作る上で、最も大切な要因であるからだ。人の印象形成に関する研究の権威で、実験心理学者の開拓者といわれるソロモン・アッシュによれば、「人の印象は様々な特徴の総体として形作られるものではなく、『その人が温かいか、冷たいか』というたった一つの特徴によって、かなりの部分が決定づけられる」という。

女性候補としての難しさ

 「温かいか、冷たいか」という特徴は、例えば、賢そうか、真面目そうか、といった他のあらゆる特徴を超えて、人の印象結成に決定的な影響を与えるということなのだ。

 ここに、女性候補クリントンの難しさがある。女性は、母親らしさ、女性らしさを暗黙のうちに社会的に求められてきた。しかし、そうしたイメージが「有能だ」「できる」という印象を打ち消す働きをする場合もある。クリントンは、このジレンマの中で、「できる」姿を、優先的に見せるような戦略を取ってきた。強い調子で話し、大げさなジェスチャーを用い、有能な様をアピールする中で、「温かみ」が陰に隠れるようになってしまったのだろう。

 さらに、不幸なのは、「冷たい」上に、「ヒステリック」というイメージもまとわりついてしまったことだ。彼女の力を込めた話し方に、「なんで彼女はいつもそんなに叫んでいるんだ」と揶揄する声もある。男性が、熱を入れて話していても、「情熱的」「真剣だ」と思われることはあっても、「叫んでいる」とは見られないだろう。「できる」女性は、冷たく、エラそうで、怒っているように見えてしまう危険性があるということだ。これがリーダーを目指す女性のジレンマだ。

 元々、大統領選直前の10月には、「オクトーバーサプライズ」と呼ばれる候補者のスキャンダル暴露が相次ぐことが多い。古くはロナルド・レーガンのイランとの密約、ジョージ・W・ブッシュの飲酒運転歴の暴露などもあった。今選挙でも、トランプの税金逃れ、クリントン陣営のメール流出騒ぎなど、様々なスキャンダルが噴出したが、トランプの破廉恥会話のテープ事件以外は、それほど、支持率への影響はなかったと言われている。そういうことから、選挙戦自体にはあまり影響がない、という見方もある。

 前回の記事でもご紹介したように、多くの人は、政策うんぬんよりも、自らの信条や候補者の印象など、本能的な、直感的な「好き」「嫌い」によって投票行動を決めている。クリントンやトランプに対する嫌悪感はもはや動物的直感であり、ディベートの結果や、スキャンダルなどはそもそもの支持者の考え方には大きな影響を及ぼさないようだ。結局はどちらにするのかを決めかねている有権者次第ということになりそうだが、不人気者同士の戦いは、どちらが勝っても、大きな禍根を残すことになる。波乱の時代の幕開けとなりそうだ。
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遠征中の米国のホテルに併設されたフィットネスジム。松山英樹が指し示したのは、飲料水が入った500mmlあまりのペットボトルだった。ほかの利用客がいない一室で「きょうは、空いてるからいいなあ」とつぶやく。ストレッチの後、軽快な音楽に乗せてランニングマシンを滑らせると、トレーニングに特化した1日は静かに始まった。

松山は今大会で、日本勢最多タイとなる米ツアー3勝目を、アジア出身選手として初めての世界選手権(WGC)制覇という快挙で飾った。

もう1年以上前の、ある朝の光景だ。2014年からサポートを受ける飯田光輝トレーナーの指導のもと、ランニングマシンと自重を使ったあらゆる動作を交互に行う、サーキット・トレーニング。走る、身体に負荷をかける、また走る。その繰り返し。酸素を求めて息があえぎ、疲労をため込んだ肉体が硬直していくのが分かる。

ペットボトルを使ったトレーニングも、メニューのひとつ。さんざん身体をいじめ抜いた後、フロアに置いたボトルを倒さないよう前後左右にジャンプを繰り返す。高さ20cm足らずの容器は、いつの間にか“巨人”のように立ちはだかる難敵になっていた。

ラウンドスタートの3時間半前に起床し、ホテルの自室やジムで始めるウォーミングアップ。午前7時のティオフなら3時半に目を覚ます。およそ1時間半、たっぷりと汗をかいてからコースへ。ジムのマシンが早起きシニアたちの社交場となっている朝は、まだ薄暗いホテルの玄関先がトレーニングの場に変わる。松山は米ツアーに参戦した2014年の初めからこれまで、このルーティンを崩したことが一日もない。大会前のプロアマ戦や練習日も同じだ。

欠かすことのない日々の肉体づくり。その一番の目的について、松山は「ケガをしたくないから」と即答した。2年前、左手首の故障に苦しんだ記憶がある。パワーアップして飛距離を伸ばしたり、スイングの安定感を生む身体の軸を強化したりする狙いはその先の話だ。

飯田トレーナーは言った。「先週のマレーシア(CIMBクラシック)でね、英樹より先にジムいたのがビジェイ・シンとKJ(チェ・キョンジュ)さんだった。長くやれる選手こそ(トレーニングを)やっている」。コース上のダイナミックなプレーを下支えする膨大な練習量。それを、地味で平凡な身体作りが支える。欠かさず、続ける。そのモチベーションをあおるのは、世界最高峰の米ツアーで日々刺激されている危機感かもしれない。

昨秋のある日、時差ボケで予定よりも数時間早く目覚めた深夜。松山はベッドの中でスマートフォンに触れ、動画サイトでキーワードを打ち込んだ。「タイガー・ウッズ トレーニング」「ロリー・マキロイ トレーニング」。画面の中の彼らを見て不安になり「ヤバイ、俺もやらなきゃ…」と、いてもたってもいられなくなったという。

10月半ばの「日本オープン」で優勝、翌週の米ツアー「CIMBクラシック」で単独2位、そしてWGC制覇。3大会で得た賞金はそれぞれ4000万円、75万6000ドル(約7900万円)、162万ドル(約1億6941万円)。わずか3週間で2億9000万円近くを稼いだ。

2013年4月のプロ転向から、わずか3年半のキャリアで獲得賞金は日米通算で17億円に迫る。スポンサー契約料を含めれば、その額にとどまらない。文字通りの億万長者。だが、その生活感覚はどうだろうか。

ゴルフのためなら200万円以上する弾道計測器の購入も、移動による心身のストレスを軽減するチャーター機の利用も、出費は惜しまない。一方でゴルフを除けば、24歳の素顔は意外とフツウ。

「アメリカだと朝ごはんに米を食べる習慣がないみたいで」。遠征中の宿舎には炊飯器を持ち込み、部屋で米を炊く。ラウンド中に食べるおにぎりの多くは、サポートチームのスタッフが握るが、ときには自らこしらえるのもいとわない。今大会も、選手宿舎に指定された高級ホテルの食事がいまひとつ口に合わないと感じた日には、電子レンジで「チン」したレトルトのご飯で腹を満たした。「マスターズ」でローアマチュアを獲得した2011年の春と同じ。日本に帰れない時期に髪が伸びれば、自らハサミで散髪したこともある。

今年の初め、松山はチームスタッフの誕生日に移動用のリュックサックをプレゼントした。悟られぬよう、ひとり米国のモールでスポーツショップを5、6軒めぐり選んだ。「どういうのならいいかなと思って、迷ったすよ。自分は買い物が苦手だから…」。ゴルフから離れたときの生き方は武骨で、不器用にも映る。

世界のトップグループの一員であることを知らしめた上海での戦い。後続に7打差をつけたゴルフは、周囲があきれるほどの異次元だった。その下地は、けれんみも、飾り気もない日常で作られている。(編集部/桂川洋一)
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