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 衆院選の公示を控え

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 衆院選の公示を控え、各党党首らは25日までの3連休をフル活用し、街頭演説で支持を呼び掛けた。日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は四国へ“弾丸ツアー”を強行し、その間隙を縫う形で、民主党代表の野田佳彦首相が橋下氏不在の“敵地”大阪でアピール。自民党の安倍晋三総裁も東海などでマイクを握った。一方、29日には首相と安倍氏が一対一で党首討論を行う見通しとなり、第三極の埋没を狙う思惑も見え隠れするだけに、維新側は警戒感を募らせている。

龍馬像の前で

 「龍馬さんも海の向こうを見据え、日本をどうしようか考えた。もう一度太陽を昇らせるために応援してほしい」

 25日、高知市のJR高知駅前広場。橋下氏は、明治維新ゆかりの坂本龍馬像が立つ前で聴衆に訴えかけ、「公共工事をやるだけでは経済成長はしない。もう一度自民党政権に戻すのか」と問いかけた。

 連休初日の23日はテレビ出演と大阪での街頭演説をこなし、24日朝もテレビに出演後、四国遊説に出発。4県の7都市を1泊2日で回り、全行程は約680キロに達した。

 代表代行ながら、党の顔の橋下氏は「集客力が全然違う」と維新幹部。「『とにかく橋下さんに来てほしい』という地方からの要望が多くて、応えきれない状態だ」という。実際、四国の全ての遊説先で千人単位の人だかりができ、松山市では約3千人(主催者発表)が集まった。

“鬼”のいぬ間に

 野田首相は25日、大阪入りし、高槻市のJR高槻駅前など府北部で街頭演説。「混ざっていってよく分からない色になった第三極に未来を託せるのかが問われる選挙だ」と訴え、太陽の党との合併で政策を変化させた維新を批判した。

 唐突な衆院解散を仕掛けた首相は、維新の拠点でも舌鋒(ぜっぽう)を緩めなかった。「エネルギーや外交など、方向がどちらか分からない」。高槻駅前では19日、橋下氏も演説したが、そのときに匹敵する大勢の聴衆を前に投げかけた。

 首相は「実現できなかった改革を前に進めるのか、既得権益としがらみに軸足を置いた政治に時計の針を戻してしまうのか」と、自民との対決姿勢も鮮明にさせた。ただ、民主党政権への失望を表すように「よく出てこれたな」といったやじも飛んだ。

第三極外し?

 安倍氏は25日、津市内で演説。公約で掲げる大胆な金融緩和策をめぐる野田首相の批判について「常識を分かっていない」と反論し、外交では、韓国の李明博大統領の島根県・竹島上陸などを引き合いに「民主党政権は外交敗北だ」と強調した。

 ただ、首相と安倍氏は同日のテレビ朝日の番組で、29日にインターネット番組で一対一の討論を行うことでは合意した。

 これに対し、第三極は二大政党の党首だけの討論に勢力を埋没させる狙いがあるといぶかる。維新幹部は「第三極を相手にしていないことを国民に示すためのイメージ戦略ではないか」と警戒感をあらわにした。

by denhazim | 2012-11-26 10:48