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7月の米雇用統計が底堅い内容となったことで、


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[ニューヨーク 7日 ロイター] - 7月の米雇用統計が底堅い内容となったことで、金融市場が織り込む9月利上げの可能性は高まったものの、確率は依然きっ抗しており、依然予測は困難とみられている。

トゥレット・プレボンによると、米翌日物金利スワップは統計発表後に上昇、市場が織り込む9月利上げの確率は55%と発表前の47%から上昇した。

Tビル市場では、3カ月物利回りが倍に跳ね上がったほか、6カ月物利回りは2010年12月以来の高水準をつけた。

7月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比21万5000人増と堅調な伸びを示したものの、市場予想の22万3000人増には届かなかった。5月と6月の雇用者数は上方修正。失業率は前月と同じ5.3%で市場予想と一致し、7年ぶり低水準を維持した。

USバンク・ウエルスマネジメント(オレゴン州)の債券調査部部長、ジェニファー・ベイル氏は「統計は底堅かったが、特にすばらしいわけではなかった」と指摘。米連邦準備理事会(FRB)が重視する賃金の伸びにさらなる改善がみられない場合、利上げ時期は9月から12月に後ずれする可能性もあるとの見方を示した。

こうしたなか、ブラックロックのファンダメンタル債券最高投資責任者(CIO)のリック・リーダー氏は「労働市場の回復が進むにつれ、週労働時間は拡大し、時間当たり賃金も伸びる公算が大きい」と述べた。
by denhazim | 2015-08-08 13:26