人気ブログランキング |

米金利据え置き、年内利上げの可能性は残す




f0180726_8354548.jpg

米金利据え置き、年内利上げの可能性は残す

[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は17日まで開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で、世界経済をめぐる懸念や金融市場の変動、米インフレ低迷を理由に、金利据え置きを決めた。だが年内利上げの可能性は残した。

イエレン議長は会見で、米経済はおそらく利上げを正当化するほど良いとし、「今後もこうした状況が続くと見込む」と指摘。だが「海外情勢をめぐる不透明性の増大を踏まえ、FOMCは待つことが適切と判断した」と説明した。その上で「米国と諸外国の経済・金融上の関わりの深さを踏まえると、海外情勢を注視する必要がある」とし、海外の動向が事実上、FRBの手足を縛ったとの考えを示した。

声明も「最近の世界経済、金融動向は経済活動をやや抑制し、インフレに目先、一段の下向きの圧力を加える可能性がある」と指摘。「指標次第」としていたFRBだが、利上げの決定要因に海外情勢が含まれることを認めた。

ただ同時に発表されたFRB当局者の金利見通しでは、17人中13人が年内に1度以上の利上げを見込んでおり、年内利上げのバイアスは維持した。前回6月は15人だった。

一方、少なくとも2016年まで利上げを見送るべきと考える当局者は4人と、前回の2人から増えた。

FRBは利上げ決定に当たり、「労働市場がさらに幾分改善」し、インフレが加速するとの「合理的な確信」が持てた際に行うとの方針を再表明した。


米利上げ見送り、年内実施の可能性残す=FOMC© REUTERS 米利上げ見送り、年内実施の可能性残す=FOMC
金融市場の反応は、ドルが下落。株価は値動きの荒い動きとなる一方、米債券価格は上昇した。

経済見通しでは、今年の成長率が2.1%に上方修正されたが、2016、17年は下方修正された。

失業率は来年4.8%に低下すると見込まれているが、インフレが2%に戻るペースはかなり鈍いと想定している。

長期FF金利の見通しは3.5%と、前回の3.75%から低下した。

マークイットのクリス・ウィリアムソン氏は「長期停滞への懸念が広がる中、成長見通しは引き下げられ、FRBはよりハト派色を強めた」としながらも、「米経済が大崩れしなければ、年内利上げに踏み切るとの強い示唆がある」と述べた。

今回の決定に反対票を投じたのは、米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁1人だった。

*内容を追加して再送します。
by denhazim | 2015-09-18 08:35