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日本が南アフリカから金星、大会史に残る衝撃的な勝利




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日本が南アフリカから金星、大会史に残る衝撃的な勝利

 ブライトン(Brighton)で行われたプールBの初戦で、日本は試合開始直後から活気づくパフォーマンスをみせてスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)を攻め立てた。

 五郎丸歩(Ayumu Goromaru)の見事なトライを含む24得点の活躍で試合に踏みとどまった日本は、試合終了間際に南アフリカの必死のディフェンスをかいくぐると、カーン・ヘスケス(Karne Hesketh)がトライを決めて白星を挙げた。

 試合後に日本の選手は、スタジアムに詰めかけた2万9000人の観客の歓声の中、日の丸を手にスタジアムを一周した。

 大会後に退任するエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は「素晴らしい偉業だ。われわれはこのために頑張ってきた。個人的にはラグビー人生でもトップクラスで最高の日だ」と語った。

 大勝を見込んでこの試合に乗り込んだ南アフリカだったが、日本は決して服従することはなかった。

 2019年のラグビーW杯(Rugby World Cup 2019)を開催するアジア王者の日本は、これまでのW杯では1991年大会のジンバブエ戦で1勝を挙げたのみにとどまっており、通算成績は1勝2分け21敗だった。

 試合は後半、南アフリカがボーナスポイントが与えられる4つ目のトライを決めるなどし、29-22とリードを奪った。

 これで引導を渡したと考えたスプリングボクスだったが、日本は五郎丸がトライに続きコンバージョンも決めて29-29の同点に追いつく。


ラグビーW杯イングランド大会プールB、南アフリカ対日本。勝利を喜ぶ日本の選手(2015年9月19日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News© AFPBB News 提供 ラグビーW杯イングランド大会プールB、南アフリカ対日本。勝利を喜ぶ日本の選手(2015年9月19日…
 残り7分でハンドレ・ポラード(Handre Pollard)がペナルティーキックを決めて再び3点のリードを奪った南アフリカだったが、この得点を狙った判断には観客からブーイングが浴びせられた。

 すると、日本はロスタイムにヘスケスのトライで逆転し、疲れ知らずの戦いぶりで大会を沸かせる勝利を手にした。
by denhazim | 2015-09-20 08:14