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【パリ同時多発テロ】静寂に包まれた街に恐怖と怒り「ナチス占領時思いだす」「美しい街に血を塗った」…

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【パリ同時多発テロ】静寂に包まれた街に恐怖と怒り「ナチス占領時思いだす」「美しい街に血を塗った」…

【パリ同時多発テロ】静寂に包まれた街に恐怖と怒り「ナチス占領時思いだす」「美しい街に血を塗った」…: パリ同時テロで襲撃があったレストランには犠牲者を悼む多くの花がたむけられていた =15日、フランス・パリ(大西正純撮影)© 産経新聞 提供 パリ同時テロで襲撃があったレストランには犠牲者を悼む多くの花がたむけられていた =15日、フランス・パリ(大西正純撮影)

 【パリ=森浩】テロから2日目のパリの街は、日曜日にもかかわらず普段の喧噪(けんそう)とはほど遠い静けさとなった。オランド大統領が市民に外出を控えるよう呼びかけたこともあり、観光客でにぎわうシャンゼリゼ通りなどは人影もまばら。「美しい街に血を塗った。強い怒りを覚える」(30歳のフランス人男性)。テロへの恐怖と怒りをない交ぜに、芸術の都は静寂に包まれた。

 「本来は劇場は楽しむ場のはずだ。そこが血にまみれた。友人は何が起こったか分からないうちに死んでしまったに違いない」

 約100人が死亡したバタクラン劇場内で友人が射殺されたギョーム・ゴフさん(40)は現場付近に設けられた献花台を訪れ、花と祈りをささげた。

 劇場や同じくテロの現場となったカフェ付近は封鎖され、街角は武装した警察官が立つ物々しい雰囲気。付近には約5カ所以上に献花台が設置。花束とともに数百個のロウソクが置かれ、ともしびが死者を悼んだ。「パリは笑顔が似合う街だ。そんな平穏を破るテロリストたちを心から憎む」。ゴフさんは憤りをあらわにした。

 14日から、エッフェル塔やルーブル美術館などパリを代表する観光地が閉鎖。千葉県から観光に来ていた女性は「楽しみにしていたが、これではどうしようもない。帰ろうにもチケットが変更できるのか」と心配そうに話した。

 テロ現場から2キロほど離れたシャンゼリゼ通りも朝からひっそりとした。普段はにぎわうカフェも、まばらにしか席は埋まっておらず、物寂しげな雰囲気に。人出は普段の3分の1ほどだという。

 「ナチス・ドイツが占領した末期あたりのパリはこんな状況だったかな。もう70年前の話だが」。通りの近くに住むジェラール・トゥランさん(89)は同時多発テロ後のパリの街の静けさを自らの記憶をたどりながらこう評した。

 トゥランさんは「パリは回転木馬のような街。いろいろな人が訪れていなくなる」と評し、「だがテロをするような連中が来ては駄目だ」と語気を強めた。

 普段は、中国からの「爆買い」の客で長蛇の列ができるシャンゼリゼ通り沿いのルイ・ヴィトン本店もこの日は休業。河南省から同僚150人とともに観光に来ていた李景恵さん(49)は「パリ旅行と買い物を楽しみにしていた。こんな状況になるとは」と休業の張り紙を見て話した。
by denhazim | 2015-11-16 10:35