2013年 07月 28日 ( 1 )

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「風立ちぬ、いざ生きめやも」はポール・ヴァレリーの詩『海辺の墓地』の一節“Le vent se leve, il faut tenter de vivre”/The wind rises, it must try to live.)を堀辰雄が邦訳し、引用したもので、「さあ風が吹いた、生きよう、とても生きにくい世の中になってきたようだが・・・(直訳的には、“生きよう、なかなか難しいが・・・)」の含意があると思われる。】 
・・・宮崎駿のアニメ映画『風立ちぬ』(ヴェネチア映画祭(8月28日~9月7日)のコンペティション部門に、選出)は、全国民玉砕型の国家社会主義化した軍部独裁権力に酷く冒され苛まれながらも、真摯に、そして必死に其の時を生きようとした<ごく普通の感覚の日本国民である主人公・堀越二郎らの両義的な現実の歴史(←ポスト・フクシマの過酷な環境下に生きる現在の日本国民の姿にも見事に重なる!)>を高度にポエティックな映像へ仮託した宮崎駿の奥が深い想いが伝わる秀作である。

・・・

周知のとおり、1920~1930年代の日本の歴史は、世界大恐慌、関東大震災などの苦境の連続に引き続いて政党政治が崩壊しファシズムと軍部独裁への道をひた走り始めた時である。アニメ映画『風立ちぬ』は、宮崎駿が「崖の上のポニョ」(2008)以来5年ぶりに手がけた長編作である。

ゼロ戦(零式艦上戦闘機)設計者として知られる堀越二郎(1903 - 1982)と、同時代に生きた文学者・堀辰雄(1904 - 1953)の人生をモデルに創作された主人公の青年技師・二郎が、関東大震災や経済不況に見舞われ、やがて戦争へと突入していく1920~1930年代という時代にいかに生きたか、その半生を描いている。


「風立ちぬ、いざ生きめやも」・・・宮崎駿のアニメ映画『風立ちぬ』を観ましたが、その恐るべき“結核菌”(太平洋戦争準備~戦中期における既得権益層の象徴)の暴走(いま安倍晋三ら偽装極右一派が必死で取戻しを謀る“皇統一系の現人神を奉る靖国信仰的狂想と超設計国家主義への野望”が癒着し面妖な形で独裁化する国家権力暴発(=靖国英霊信仰と原発一極カルト経済が国策合体した偽装資本主義たる全国民玉砕型の国家社会主義の祖形・原型/ヤーコブ・フォン・ユクスキュル「環世界(Umwelt )」の説明でよく使われる「ダニ型閉鎖利益社会」の如く、同じ狭隘な価値観と利益補完関係の繋がりだけを偏愛し重視する擬装極右派的な超閉塞社会構造の形成を謀る)に酷く冒され苛まれながらも真摯に、そして必死に今を、日常生活を生きようとする<ごく普通の感覚の日本国民であった主人公らの両義的な現実の歴史(←ポスト・フクシマの過酷な環境下に生きる現在の日本国民の姿に見事に重なる!)>を高度でポエティックな映像へ仮託した宮崎駿の深い想いが伝わる秀作でした。

<注記>ダニ型閉鎖利益社会
・・・草むらに潜みつつ犬などに必死で取り付くダニ(マダニ)にとって意味があるのは、、汗の酪酸の匂いと落ちた時の動物の体の暖かい温度と毛のない皮膚の感覚、それだけである。それだけのものがあればダニはちゃんと生きて子孫を残していける。このため、ダニはその繋がりだけで自分が生きる超閉塞的な世界をつくっているとヤーコブ・フォン・ユクスキュル(Jakob Johann Baron von Uexküll/1864 – 1944/エストニア出身のドイツ人、生物学者)は考え、それを「環世界(Umwelt)」と名付けた。なお、いわゆる環境は、ドイツ語ではUmgebung(周囲から与えられたもの)という。[出典:日高隆俊著『動物は何を見ているか』―青土社―]

(関連情報)
<毒性の強い結核菌>が得意とする<潜伏感染戦略>のつもり? これも<平和憲法の形骸化>を謀る“改憲なしの改憲”(関連情報/↓*)と同じことで、ホンネを隠す<済し崩しゴリ推し>で批判を煙に巻く戦術 
⇒ 安倍首相が終戦記念日の靖国参拝見送りへ、中韓に配慮/首相周辺は「政権の先が短いなら別だが3年間もあるので、安倍首相が思いを果たすときは来る!!」と指摘/ただ、首相の支持基盤たる偽装極右層(靖国英霊狂信型の利権ガン岩盤化組織票層=安倍・自民党の組織票、約1500万人の中核構造)からは、10月17~20日の秋季例大祭での参拝への圧力が高まることが予想される 
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by denhazim | 2013-07-28 05:37