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2013年 10月 10日 ( 1 )

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[ワシントン 8日 ロイター] - 米ホワイトハウス当局者は8日、オバマ大統領が9日に次期米連邦準備理事会(FRB)議長にイエレン副議長を指名すると明らかにした。

オバマ大統領は、9日の米東部時間午後3時(日本時間10日午前4時)にホワイトハウスで次期FRB議長の指名発表を行う。1月で任期が切れるバーナンキ議長も参加する予定。

承認されればイエレン副議長は初の女性FRB議長となる。

イエレン副議長は失業率低下に向け積極的な措置を提唱しており、バーナンキ議長下で行われてきた政策を継承するとみられてる。

次期FRB議長をめぐっては、オバマ大統領は当初、サマーズ元財務長官を起用する方向でいたが、民主党内からは根強い反対があった。結局、サマーズ氏が議長候補を辞退したことから、イエレン副議長が有力候補となった。

イエレン副議長は民主党内から強い支持を得ている。一方、共和党内では、FRBによる実質上のゼロ金利政策や債券買い入れ措置が資産バブルやインフレ高進をまねくとの批判があり、イエレン副議長に対する支持は民主党内ほど強くない。

ただ、上院では議長承認に必要な60票を確保できる見通し。

民主党のシューマー上院議員(ニューヨーク州)は、イエレン副議長は、上院で賛成多数で承認されるとの見通しを示した。

米株価先物はイエレン氏指名のニュースを受け上昇した。バル・アンド・ゲイナー・インベストメント・カウンシルのポートフォリオ・マネジャー、マット・マコーミック氏は、市場は多少プラスに受け止めるだろうと指摘。そのうえで、バーナンキ議長と同じような政策が予想され、さほど変化はないとの見方を示した。

FRB内でイエレン副議長は、失業率改善を最も重視し、インフレ懸念は他の当局者ほどは強くない、とみられている。

イエレン副議長は3月、完全雇用の状態からほど遠く、インフレが目標の2%を下回るなか、金融政策において労働市場改善に重きを置くことが適切、との考えを示した。

同副議長は、FRBの市場との対話能力の改善を主導し、コミュニケーションに関するFRB規定改定のための委員会トップを務めた。また、FRBとしては初めてとなる昨年のインフレ目標採用も主導した。

議長に就任した場合は、少なくとも失業率が6.5%を上回る水準にとどまるとともに、インフレ期待が2.5%を超えない限り低金利政策を継続する、とのFRBの将来の政策指針(フォワードガイダンス)を継続する見通し。

最大の課題は、異例の金融緩和策を解除し、通常の状態に戻す出口戦略をどのように実行するかになる。
by denhazim | 2013-10-10 09:38